宮田宣也のブログ/明日がもっとスキになる

今,守るべき,つなぐべきこころって何だろう。

おみこしは神様の充電装置?おみこしについて考える

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「おみこしって何ですか?」

しょっちゅう聞かれる一言だ。

友達にも,外国人にもよく聞かれる。

それでは,おみこしとは何なのか。

明確な答えを,用意していますか?

神様の乗り物

模範的な答えでいうと,おみこしとは,神様の乗り物だ。

神様が乗っている時,「御神輿」と漢字を当てる。

それは「神」の「輿」,神様の乗り物だ。

普通,御神輿にはご神体が入っている。

普段神社の本殿に納められているご神体が一年に一度,御神輿に移され,里を歩く。

ご神体は通常,神主しか見ることも触ることも出来ないし,普段は神社に鎮座し,皆が手を合わせる。

その御神体が御神輿に移され,一年に一度里を歩き,氏子は賑やかに神様をもてなす。

それが,日本のお祭りの日だ。

そんな風習が,日本の数万カ所で根付き,数百年続いている。

それだけでも,日本は異常とも言えるお祭り国家であることがわかる。

みこしは一人じゃ上がらない

僕の祖父は,みこしの一番の特徴は「一人では上がらない」ことだ。

と,よく言っていた。

その意味を,少し考えてみる。

おみこしは,重い。そしてその形状から,複数人で担ぎ上げることが想定されている。

つまり,おみこしを担ぐという行動は,自動的に多くの人の協力が必要になる。

担ぐ人だけでなく,運営する人,周りで声援を送る人,全てを含めてだ。

そして,そういった人たちの想いがおみこしに集まる。

「おみこしを無事に担ぎ上げる」という共通目的が生まれ,その中央には御神体があるのだ。

充電装置としてのおみこし

さて,僕は「おみこしって何ですか?」

と聞かれれば,「神様の充電装置」であると答えてみる。

御成敗式目の一文,

「神は人の敬によりて威を増し・・・」

からもわかるように,また他の記事でも少し話してみたように

nobuya.hatenablog.com

神社に集まっているのは,「人の想い」だ。

だから,お神輿を上げる,ということは一年に一度,里の人の想いを一気に集めるということと捉えられる。

担いでいる人,裏で準備しているお母さん,手を叩いて見守る子供達,声援を送る人。

そういった人たちの想いを一挙に集め,ご神体へ人の想いが蓄えられる。

そうしてまた神社へと納められるのだ。

一年に一度,人の想いを充電し,また神社で大切に過ごす。

そうやって数百年,お祭りと神社が維持されている。

お祭りって,おみこしって,何なのか。

もっと探っていきたいと思う。