「祭の男」宮田宣也のブログ/明日がもっとスキになる

今,守るべき,つなぐべきこころって何だろう。祭の男,宮田宣也の祭ライフと,祭哲学について。

祭の1日を作るためには,残りの364日を考えなければいけない

祭シーズンが終わりました。 年末,年明けに向け色々と準備をしています。 1年に1度のお祭り,その一日は華やかでとても楽しいものです。しかし,現在様々な場所でお祭りが衰退しています。 その1日を継続するためにはどうすれば良いのか? それは,祭の1日…

お神輿を担ぐってどういう事?

神輿を担ぐ際,まず神主さんが神事を行います。 御霊(みたま)入れ,といって神社からお神輿に神様を移しています。 それでは,神社の中,正しくは本殿の中に何があるのか,知っていますか? 神社には拝殿と本殿がある 神社は通常,拝殿と本殿の2つからなっ…

「あなたと一緒に担ぎたいから」行くんです。

全国にご縁を頂き,様々なお神輿やお祭りに参加させて頂いています。 様々なお祭りがあって,その多様さは計り知れません。 色々なお神輿を担いで見たい,祭りに行ってみたい,と言う思いはもちろんありますが,どんな変わったことをしているとか,どんな激…

祭半纏(はっぴ)が背負っているもの〜ただの衣装だと思ってませんか?〜

お祭りの際、お神輿を担ぐ際、半纏(はっぴ)を着ますよね? なんとなく,お祭りの時に着るもの、と言うイメージがあると思いますが,実は半纏(法被)には極めて重要な意味と思いが込められています。 袖を通す時に少しだけ思いを馳せていただけると嬉しい…

お神輿を担ぐにはどうしたらいいの?

さて、先日TBSのマツコの知らない世界でお神輿の楽しさをお伝えできればと思い、出演させて頂きましたがお神輿を担いだことのない人がどうすれば担ぐことが出来るのか。例えば今年も5月に行われる浅草三社祭のような有名なお祭は,どのようにすれば担ぐ事が…

「マツコの知らない世界」出演を終えて〜僕が伝えたかったこと〜

先日10/31に,TBS「マツコの知らない世界」に出演させていただきました。 当日は渋谷にてたくさんの仲間と一緒に見ることができました。 番組を終え,さらに突き進んで行こうと兜の緒を締め直しました。 僕がこんな機会を頂き,どう感じ,何を伝えたかった …

なぜ、祭を続けなければならないのか。~守らなくてはいけないのは何か~

お祭りは毎年一年に一度の大切な一日。 本当に楽しみな日です。 その日のために、一年間かけてご縁を繋ぎ、あたため、やっとその一日を迎える事になります。 しかしふと考えると、お祭りは楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあります。 それで…

【告知】マツコの知らない世界見ながら祭NIGHT

10/31(火曜日)マツコの知らない世界パブリックビューイング/祭NIGHT 番組に宮田宣也が登場し,神輿の世界をマツコに紹介します。 祭りについて語りながら,番組を一緒に見ませんか? 以下詳細 【会場】 会場:東京都渋谷区渋谷1-11-1-B1 THE GUINGUETTE by…

全国の祭り仲間で飲み明かしたい〜祭りの未来は「みんなで」考えよう〜

日本には,全国どこへ行っても祭りがあります。 幸運にも,様々な地域にご縁を頂き,たくさんの熱い祭りの魂を感じています。 そして,共に各地の神輿を担ぎ,祭りを成功させた事は最高の時です。 そんな祭りを軸にした魂の交流をいつか,してみたいものです…

"I protect my island, so you protect your island"クロアチアの海で出会ったブルーノがくれた言葉

今年の6月,ベルリンとフランスでの神輿渡御を終えた後,スロベニアを訪れました。 そしてスロベニアの隣,クロアチアへも。 そこで出会った船乗りのブルーノ。 彼はガハハと笑いながら僕の目を見て大切な言葉をくれたのです。 ・ブルーノとの出会い 僕をク…

祭を愛する人に「祭行きたい」って言わないで

一年に一度のお祭り。 僕お祭りが好きなので,もちろん外へ行ってもお祭の事について聞かれます。 「行ってみたい!」 「お神輿担いでみたい!」 と言ってくれるので,日にちが近づくと連絡するのですが,その後とても悲しくなる事が多いので最近はあまりし…

都会ではお神輿は「地元の人しか担げない」んじゃなくて「地元の人は担げない」事を知っていましたか?

お祭りの華であるお神輿。 「地元の人しか担げない」と言うイメージがありますよね。 しかし実は,祭りの当日,「地元の人は担げない」と言う事がよくあります。 氏神様が乗ったお神輿を,氏子の人が担いでゆく。 それが本来の形ならば,少し意外かもしれま…

「お神輿担いだってちっとも楽しくない!」を知ることから始めよう

お祭りって楽しいですよね!僕はお神輿担ぐのが大好きです。 しかし,地域の祭りを再生しようとするならば,神輿担いだってちっとも「楽しくない」事を認識する事が最初のステップだと考えます。 それは,どう言う事なのか。考察してみましょう。 ・お祭り=…

あなたのステージとワクワクの相関性〜とびっきりの感動はどこに〜

今年はお祭りを通じてヨーロッパに再度訪問することが出来たり,先日はテレビの収録で有名芸能人と,スタジオでお神輿を担いだり,来月には1300年という節目のお祭りで奈良のお神輿を担がせていただいたりします。 僕はあくまで愚直に祭りを続け,神輿を担ぎ…

「伝統とは確信の連続である」の意味を祭りから捉えてみる

僕の故郷の例大祭が先日9月24日の日曜日に終わりました。 じいさんが作ったお神輿は,一年に一度,9月の第四日曜日にしか上がりません。 お神輿はとても楽しくて,たくさんの仲間たちが集まって,本当に豊かな時間です。 でも,一年に一度しかお神輿を上げる…